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金福源商事のよもやま話~“再資源化”~

皆さんこんにちは

金福源商事株式会社の更新担当の中西です。

 

~“再資源化”~

 

回収された塩ビパイプは、そのままでは“製品”に戻れません。なぜなら、現場から出てくる廃材には必ず個体差があるからです。泥や砂、モルタル片、接着剤、テープ、金具、ラベル、異素材の継手…。これらを抱えたまま溶かしてしまえば、品質が安定せず、再生材としての価値が落ちます‍

ここで産業の要になったのが、粉砕(破砕)・選別・洗浄の工程です。歴史を振り返ると、再資源化の進化は「いかに異物を取り除き、均一な原料にするか」という挑戦の連続でした。

まず最初の壁は“サイズ”です。長いパイプは運搬もしづらく、保管もかさばる。そこで導入されていったのが切断機や破砕機。パイプを一定の長さに切り、さらにチップ状に砕くことで、保管性と輸送効率が大きく改善されました✨
粉砕すると、次に重要になるのが選別です。磁力選別で金属を除去し、風力選別で軽い異物を飛ばし、比重差で異素材を分ける。さらに、色やグレードを分けることで再生材の用途が広がっていきます。

そして“品質”の鍵を握るのが洗浄工程です
塩ビは耐薬品性が高い一方、表面に付着した汚れや油分、土砂が残ると再生時の不良要因になります。洗浄の最適化は、再生材の歩留まりと信頼性を左右します。現場では「水の使用量」「排水処理」「乾燥効率」「冬場の凍結」など、地域性・季節性の課題とも闘ってきました❄️

こうした工程が整ってくると、再資源化は“技術の勝負”だけではなく、“現場の協力”が品質を決める段階に入ります。ここで無料回収モデルがもう一段、意味を持ちます。無料回収が成立する条件のひとつは、分別の徹底です。
・塩ビパイプだけをまとめる
・金具や異素材を外す
・泥が多い場合は軽く落とす
・他のプラやゴムを混ぜない
こうした協力があるほど、粉砕後の品質は高くなり、再生材は“売れる原料”になります

そして再資源化の出口――つまり「何に生まれ変わるのか」も、時代とともに広がりました。再生塩ビは、再び管材として使われるケースもあれば、建材や樹脂製品の原料として利用されることもあります。用途が広がるほど市場が安定し、回収ルートが強くなり、無料回収の成立条件も整いやすくなる。まさに循環の歯車が噛み合っていく歴史です