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金福源商事のよもやま話~“責任ある資源移動”~

皆さんこんにちは

金福源商事株式会社の更新担当の中西です。

 

~“責任ある資源移動”~

再資源化の流れが整い、粉砕品(フレーク)や再生材として一定の品質が確保されると、次に起きたのは「市場の拡大」です。国内需要だけでなく、海外の需要とも結びつき始めます。ここで登場するのが、塩ビパイプ由来の再資源を輸出するというビジネスモデルです📦➡️🌍

輸出が注目される背景には、いくつかの“時代の波”があります。
1つは、国内での建設需要の波とリサイクル材の需給バランス。国内が更新工事のピークに入れば回収量が増え、再資源原料が増える。一方で、需要側が追いつかなければ在庫が膨らむ。そこで海外市場が出口として機能する場面があります📈
もう1つは、国ごとに異なる製造コスト・原料事情です。再生材が求められる地域では、一定品質の原料が“安定して供給される”こと自体が価値になります。

しかし、輸出が広がるほど、社会が問うのは「それは本当に循環なのか?」という点です🤔
資源としての移動なのか、単なる廃棄物の移動なのか。受け入れ先で適正処理されるのか。環境負荷や人権面の懸念はないのか。ここで重要になるのが、トレーサビリティ(追跡可能性)とコンプライアンスです✅

塩ビパイプの再資源化・輸出業は、ただ「海外に出す」だけでは成立しません。
・どのような状態で回収されたか
・どんな工程で粉砕・選別・洗浄されたか
・異物混入率や水分率はどうか
・梱包形態、ロット管理、出荷記録
こうした“証明できる管理”があるからこそ、資源としての信頼が生まれます📑✨

また、輸出には規制や国際的な枠組みも絡みます。取り扱いの区分(原料なのか廃棄物なのか)、輸出入の許可、相手国側の要件、検疫・通関、契約条件…。とくに「混合物」「汚れの多いもの」「異素材が混ざるもの」は扱いが難しく、品質管理がそのまま法令対応にも直結します⚖️

この歴史の中で、業界が学んできたのは、輸出は“出口”であると同時に“試験”でもあるということです。海外の取引先は品質にシビアです。規格外は受け取られないこともある。だからこそ、回収時点での分別、粉砕工程での管理、出荷前検査の精度が磨かれ、結果として国内循環の品質も底上げされていきました💪

無料回収・粉砕・再資源化・輸出――この一連の流れは、単独ではなく、連鎖で成り立っています。無料回収で入口を広げ、粉砕で物流を成立させ、再資源化で品質を作り、輸出で市場を広げる。ただし、すべては「責任ある循環」であることが前提です🌱