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日別アーカイブ: 2026年1月6日

金福源商事のよもやま話~“インフラの血管”~

皆さんこんにちは

金福源商事株式会社の更新担当の中西です。

 

~“インフラの血管”~

 

「塩ビパイプ(PVCパイプ)」は、いまや水道・排水・農業用配管・電気設備など、社会のあらゆるところで使われる“見えない主役”です。けれど、その歴史をたどると、単なる便利な資材ではなく、暮らしの変化、都市化、そして資源循環の考え方までを映し出す存在だと分かります📚✨

もともと塩化ビニル樹脂(PVC)は、20世紀前半に工業材料として普及が進みました。金属に比べて軽い、錆びない、腐食に強い、加工しやすい――こうした特徴が評価され、戦後の復興期から高度経済成長にかけて、建設・土木分野で一気に需要が拡大していきます📈。人口が都市へ集中し、上下水道が整備され、団地や工場が増える。そこには必ず配管が必要で、塩ビパイプは“インフラの血管”として全国に張り巡らされていきました。

ところが、普及が進めば進むほど、いずれ必ず「役目を終えたパイプ」が発生します。道路工事の掘り返し、古い工場設備の更新、災害復旧、老朽化した建物の改修…。大量導入の“次の世代”には必ず大量廃材が生まれる。これが、塩ビパイプ回収・再資源化の歴史の出発点になります🧩

当初、廃材は「処分するもの」という見方が強く、現場では混合廃棄されやすい状況でした。ですが塩ビパイプは、実は単一素材として回収しやすく、異物(モルタル、土砂、金具、テープ等)を取り除けば、再利用価値が高い材料です。しかも、配管は量がまとまって発生しやすい。ここに目を付けた事業者が、徐々に“分別回収のルート”を作り始めます🚚

そして次第に現場から聞こえてくるのが、こんな声です。
「処分費が高い…」「置き場を圧迫する…」「工事のたびに廃材が出る…」😥
ここで登場するのが、無料回収という発想です。もちろん、何でも無条件に無料で回収できるわけではありません。分別状態、汚れ、異物混入の程度、量、運搬効率など、条件が揃えば“資源として成立する”。つまり無料回収は、「廃棄物を資源に変える仕組み」が整ったことで現実味を帯びてきたモデルなのです♻️✨

歴史を語るうえで重要なのは、無料回収は“値引き”ではなく、循環の入口を広げるための社会設計だという点です。現場が協力しやすくなる。分別が進む。結果として粉砕・再資源化の品質が上がる。品質が上がれば用途が広がり、再生材の需要が増える。需要が増えれば循環が安定する――こうして、回収と再資源化は少しずつ産業として形になっていきます🔁